「東京タワー」 江國香織:作(新潮文庫)

映画になったり話題になったりしているのを横目にずーーっと文庫になるのを待って、やっと読み始めました。
わたしにとってはとっても現実味のない世界でしたけど、ここに出てくる青年たちにはどんどんイメージ膨らんでいきました。
でもこれまでのわたしの周りには見つけ出せないですけどね。
現実味のない世界だったけど、透くんと詩史さんの会話は短い言葉の中にすごくメッセージを感じて、心地よく感じられる空気感がありました。
いくつかじっくりかみしめたくなるフレーズもあって、例えば・・・
「私は私の人生が気に入ってるの。そんなに幸福ってわけじゃないけれど、でも、幸福かどうかはそう重要なことじゃないわ。」とか、
「誰も誰かを捨てることなんてできないわ。」とか、
「誰と暮らしていても、私は一緒に生きたい人と一緒に生きる。」とか。。。
でもでも、江國さんのお話ってふわーーっと終わっていくから、
えっ?えっ?終わるのーーっ?って感じで取り残されてしまうのがチョッとつらい。
なんとかしてほしいってわがまま言ってしまいそうになる。
                                      よかった~度=♪♪♪♪
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by kuroda-3 | 2006-06-11 17:38 | 本の話
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