「空中庭園」 角田光代:作 (文春文庫)

これも映画化された作品だそうですが、わたしが読んでみようと思ったきっかけはお花でした。
わたしが行ってたスクールの季刊誌で「文学と花の世界」っていう特集がありまして、そこで何人かの先生が本を題材にしてアレンジされていたのです。
その一つがこの「空中庭園」でした。
「空中庭園」って言葉の響きがわたしにはとってもきれいなものに聞こえるんですけど。。。
それをテーマにしたお花もとってもきれいなものでした。
でもでも、お話はその言葉のきれいな響きとは相反していて、なんか救われないような暗闇だった。
一見して仲睦まじい家族に見えるけど、それぞれが心の中に秘密・・・隠したいものを隠しながら役割を演じている・・・とういう家族の物語。
いったいこの人たちのホントの姿って何??っていうようないたたまれなさが読めば読むほど募ってくるような。。。
そんな暗ーーいお話だった。
でも文体はとっても軽くって、そのアンバランスが不気味。。。(^^;
わたしはもうチョッとさわやかな余韻の残るお話が好きかな?
でも解説の石田衣良さんによると、明るい角田さんと暗い角田さんを読み比べる醍醐味もあるそうな・・・しっとりとした希望のある新たな代表作もあるそうなので、そっちも方もぜひ読んでみたいなっと思うのでした。。。           よかった~度=♪♪♪♪
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by kuroda-3 | 2006-06-14 22:25 | 本の話
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