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「嫌われ松子の一生」㊤㊦ 山田宗樹:作 (幻冬舎文庫)

この土日はコレにどっぷりはまりました。
いったいこのお話がどんな映画になっていたのかわかんないのですが、
全然「嫌われ」じゃなかったです。
ひょんなことから転落の人生を歩んでしまうこの「松子」に、わたしもそんなことありそう・・・って思って、
松子の浅はかさが自分の浅はかさに思えてきて、下巻の後半あたりからずーーーっと泣きながら読んでました。(^^;
それでわたしは人には「転落してしまうかもしれない人」と、「転落しないだろう人」の2種類あると思うんです。
で、わたしはその「転落してしまうかもしれない人」って確信持ってしまったのは、よっぽど弱ってるのかなぁ・・・と、思ったりして。。。
最後の解説でこの転落劇のポイントが4つ挙げられていて、
(1)家族の支えがない。
(2)男を見る目がない。
(3)運やツキもない。
(4)人生の方針がない。
ってね。これをわたし、全部当てはまるって言ったら特に(1)や(2)は差し障りがあるので(笑)全部とは言いませんが、
なんか身につまされました。ドキリとしました。
何か困難が降りかかってきた時にこそ、「人生の方針」・・・しっかり持ちたいものです。
あっ、この本は別に道徳的なお説教の本では全くありません。
とにかく読むのが止められなくなる本です。
                                   よかった~度=♪♪♪♪♪
by kuroda-3 | 2006-07-03 12:18 | 本の話
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