「太陽の子」 灰谷健次郎:作 (角川文庫)

超有名なお話でありながら、あえて読まずに通り過ぎていたお話でした。
どうやら子どもが主人公のお話であるらしい・・・沖縄戦も登場するお話であるらしい・・・ってことから、アマノジャクなわたしはかえって読まんとこ。。。みたいに避けてましたね。
なんか教科書みたいに指針になる本が嫌なのです。ホントにアマノジャクなんで。(^^;
で、教師もやめ一読者となり、教材化しようなんて下心もなくなり素直に読んでみよか♪って気になってようやく手にしたのでした。
結果は・・・・・・
号泣こそ最後の方でしたが、読んでいる間中ずーーーっと涙にかすみながら読んでたって感じでしたね。(^^;
漢字がやたらと少なく、たぶんそれは子ども・・・高学年から中学生の子どもでも読めるようにって配慮なのかなとも思ったのですが、どうだろ??
例えばわたしが10年前に読んでいてもこれほどズッシリこなかったかもしれない。
うん、文面は簡単そうだけど奥底を汲み取るにはある程度の年齢も必要なのかも。。。
でも子どもでも違う感覚で受け取れるかもしれない。そしてその後、5年後・10年後って読み返したらその都度いろんな感慨を抱くことができるようなお話です。
戦争とは・・・とか、命とは・・・とか、人間とは・・・とか、何かを学んでくださいねって思って読ませるのではなく、きっと読んでくれさえすれば何かを感じてもらえるはず。
そして本ってこんなに心揺さぶられるものなのか・・・ってきっと思うでしょうね。
そんな意図でなら子どもにもオススメって感じです。
今さら戦争のこと、沖縄戦のこと、生と死のこと・・・そんなこと考え始めてどうするねんって感じです。仕事に生かせるわけじゃなし。。。
でも読書って何かに直結させるためにするもんでもないですよね。
直結させようと思ったらまた違った感じ方になったかもしれないし。
コレを読んだからといって反戦活動家になるわけでもなく・・・たぶん明日からの日常もそう変わらないと思うんですけど、
とにかくこんな重い話をこんなに明るくキラキラ魅力たっぷりに書く人だったのですね。灰谷健次郎さん。(^^;
次はこれまた避けてきた「兎の眼」を読む??って感じです。
                                  よかった~度=♪♪♪♪♪
[PR]
by kuroda-3 | 2007-09-26 21:48 | 本の話
<< 初剣山 白いセンニチコウ >>